
小さくて可愛い、そして飼いやすいことで人気のコクワガタ。でも、実は飼育には意外と落とし穴がいっぱい。油断すると、コクワが弱ってしまったり、最悪の場合、命を落としてしまうことも。
今回は、そんな失敗を防ぐために、コクワガタ飼育で特に注意すべき5つのポイントを紹介します。初心者の方はもちろん、飼育経験がある方にも見直してほしい内容ばかり。あなたのコクワが元気に長生きできるように、今一度チェックしてみましょう!
1・ケースの通気性
まず最初に気をつけたいのが、ケースの通気性です。コクワガタは高温多湿に弱く、空気がこもると一気に体調を崩します。特に夏場はケース内の温度と湿度が急上昇しやすく、蒸れによるダメージで弱る個体も少なくありません。
フタには必ず通気穴があるものを使い、風通しの良い場所にケースを置くことが重要です。湿気がこもりがちな場所や直射日光が当たる場所は避けましょう。時々フタを開けて空気の入れ替えを行うのも効果的です。ちょっとした気遣いが、コクワの健康を左右します。
2・マットの管理
次に注意したいのが、マットの管理です。コクワガタの生活環境は、マットの質と清潔さで大きく左右されます。まず、使用するマットは昆虫専用の発酵マットを選びましょう。ホームセンターなどで安価なものもありますが、品質の良いマットを選ぶことが長生きの秘訣です。
また、マットは常に適度な湿度を保つ必要があります。乾燥しすぎると脱水症状に、逆に濡れすぎるとカビやダニの原因に。定期的に状態を確認し、汚れてきたら部分的に交換するのも忘れずに。マットはコクワの“住まい”であり“寝床”。しっかりと整えてあげましょう。
3・エサの選び方
エサの選び方も大事なポイントです。コクワガタの主食はゼリーですが、なんでもいいわけではありません。糖分ばかり多くて栄養のバランスが悪いゼリーでは、体調を崩したり、短命になることもあります。できるだけ昆虫用に開発された高栄養タイプのゼリーを選びましょう。
特に夏場の繁殖期や冬に備える時期は、体力を維持するためにも質の良いエサが必要です。また、ゼリーはこまめに交換し、腐敗やカビの発生を防ぐことも重要です。与える量も、食べ残しが出ない程度に調整を。エサ管理が健康管理につながるのです。
4・オス同士の同居
見た目が似ているからといって、オス同士を同じケースで飼うのはNGです。コクワガタのオスは縄張り意識が強く、狭い空間での同居はケンカの原因になります。大きなアゴで相手を挟んで傷つけることもあり、最悪の場合、死に至ることも。たとえ一見おとなしく見えても、夜間やエサを巡って突如争うケースは多々あります。
どうしても同じケースに入れる場合は、仕切りを設けるか、広くて隠れ家が多い環境を用意する必要があります。基本的には、オスは1匹ずつ単独飼育が鉄則。仲良しにはなれないと覚えておきましょう。
5・冬越しの温度管理
最後に、冬越しの温度管理は非常に重要です。コクワガタは冬になると休眠しますが、温度が高すぎると休眠できずに弱ってしまい、逆に寒すぎると凍死する恐れがあります。理想的な冬眠温度は10℃前後。室内でも暖房の効いた部屋に置きっぱなしではNGです。
ケースを発泡スチロール箱に入れる、玄関や北側の部屋に置くなどして、自然に近い温度環境を作ることがポイントです。また、冬眠中はあまり手を加えず、静かにそっと見守るのが基本。過保護もストレスになるので注意しましょう。自然のリズムに合わせた管理が、春の元気な再会につながります。
【まとめ】
いかがでしたか? コクワガタは丈夫で飼いやすい昆虫と言われますが、それでも環境や管理が不適切だと体調を崩しやすくなります。今回紹介した5つのポイントは、どれも基本でありながら、見落としがちな点ばかり。
通気、マット、エサ、同居、そして冬越し――。この5つをしっかり守ることで、コクワガタとの暮らしはもっと楽しく、安心できるものになります。ぜひ、あなたの飼育環境を見直すきっかけにしてくださいね!
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