一見、どの犬も人に懐くかわいい存在。でも――世界では、あまりに危険すぎるとして「飼育自体を法律で禁止」された犬たちがいます。彼らは闘犬として改良され、驚異的な筋力と闘争心を持つため、人間の手には負えなくなったのです。
今回はそんな「法律で飼えない犬種5選」を紹介します。見た目は頼もしいのに、なぜ禁止されたのか――その理由を知れば、きっと納得するはずです。

🐶【1・ピットブル・テリア】
アメリカ原産の闘犬、ピットブル・テリア。筋肉質な体と噛む力の強さは、全犬種でもトップクラス。問題はその「闘争本能」。訓練が不十分なまま飼うと、人間にも襲いかかる事故が相次ぎ、フランス、イギリス、オーストラリアなど多くの国で飼育が禁止されました。
日本でも自治体によっては制限対象。もともと闘犬用に作られた犬であり、攻撃性を完全に抑えるのは難しいとされます。見た目のかっこよさに反して、法律が動くほどの危険犬種なのです。

🐕【2・土佐犬】
日本生まれの闘犬、土佐犬。ピットブルと並び「世界で最も危険な犬」とも評されます。四国の土佐地方で、他の犬との闘争に勝つために改良され、体重は100kgを超える個体も。圧倒的なパワーと根気強さが特徴ですが、その性格は非常に攻撃的。
アメリカやデンマークでは飼育が法律で禁止されています。日本でも「特定犬」として厳重な管理が求められ、咬傷事故が起きると飼い主が刑事責任を問われることもあります。

🐩【3・ドゴ・アルヘンティーノ】
南米アルゼンチンで生まれた大型猟犬、ドゴ・アルヘンティーノ。野生のイノシシやピューマを狩るために改良され、驚異の筋力と俊敏さを併せ持ちます。
問題はその「獲物を離さない闘志」。一度興奮すると制止が難しく、人間にも危害を及ぼすケースが多発。イギリス、オーストラリア、デンマークなどでは完全に飼育禁止。美しい白い毛並みから“アルゼンチンの誇り”と呼ばれた犬種ですが、その力を制御できる人間はごくわずかです。

🐾【4・フィラ・ブラジレイロ(ブラジリアン・マスチフ)】
南米ブラジル原産の超大型犬、フィラ・ブラジレイロ。牧場での護衛犬として生まれましたが、その忠誠心の裏に潜む「他人への極端な敵意」が問題視されています。見知らぬ人間を本能的に排除しようとする性格から、イギリス、ノルウェー、デンマークなどでは飼育を法律で禁止。
訓練次第で家族には従順ですが、通行人や来客への攻撃事故が多く、人間社会には危険すぎると判断されました。“守護神”のような存在が、今や“法で封じられた存在”となったのです。

🐶【5・アメリカン・バンドッグ】
複数の闘犬種を掛け合わせ、軍用・護衛目的で作られたのがアメリカン・バンドッグ。見た目は堂々としていますが、その性格は「戦闘モードがスイッチ式」。一度興奮すると止まらず、相手を完全に制圧するまで攻撃を続けると言われます。
特に小型犬や子どもへの咬傷事故が多発し、イギリスやオーストラリアでは飼育禁止。人間が作り出した究極の戦闘犬種ですが、制御できないパワーが法律により封印されました。
🎬【まとめ】
闘犬文化の名残から生まれた、これらの「禁止犬種」。いずれも人間の都合で改良され、その力が人間社会には危険すぎると判断された結果です。本来、犬たちは悪くありません。過去の育種と飼育環境が悲劇を生みました。
強さや見た目に惹かれるよりも、まず「命と責任」を考えることが大切です。法律で飼えない犬たちの存在は、人間社会の“責任の境界線”を教えてくれるのかもしれません。

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